ネットの口コミと物欲

 5chbbs..にちょこちょこ…というか頻繁に行ってるんだけど、評判のいい曲はやっぱり聴いてみたくなる。サントラが出てるとなると、欲しくなってしまう。そのゲームをやっていなくても。ゲームレビューサイトや、Amazonのレビューでも不意に欲しくなる。
 特にサントラが何故こんなにも欲しくなるのかの一番大きな理由として、希少性があるだろう。ゲームサントラは時期を逃すと入手困難になる。中古CD屋で欲しいCDが見つかるほど市場に出回ってるわけもなく、行き着く先はもはやネットオークションだけになってしまう。
 ゲーム音楽を最大限楽しむには、そのゲームソフトも合わせてプレイする、ということは十分承知だ。だが、入手のしやすさは「ソフト>サントラ」の場合が圧倒的のため、「とりあえずサントラは捕獲しておいて、ゲームはそのうち買って楽しもう」という結論に達してしまう。
 特にRPGサントラの場合、ネタバレを含むことがある。曲名に物語が描写されていたり、サントラ全体がゲームの進行状況を表していたり。ボスっぽい曲が何曲あるかで、何度ボスが変身するかがわかる。ED曲の尺や曲調で、どんなエンディングか見当をつけてしまえる。すると、たとえば最後のディスクだけはゲームを終えるまで聴かないでおこう。なんてこともやったりする。積みCD、とでも命名しようか。CDを買って、聴きたくても聴けない状態なんて、一般のCDではあまりないだろう。
 自分の使える時間には限りがあるし、それこそ世の中の評判のいいものにすべて触れることなんて不可能だ。だから、絞らなきゃいけないのはわかってるんだけど。
ゲームソフトは、そもそもの値段がやや張る上に、相当の時間も費やさなければいけないため、簡単に諦めはつく。
 しかし、音楽は「ながら」ができてしまう。暇がなくても楽しめてしまう。だからサントラの物欲は手に負えず、タチが悪い。
 で、サントラを購入し、気に入ると、改めてそのゲームをプレイしたくなってしまう。
 本当にゲームサントラはタチが悪い。高くもなく安くもない微妙な値段で、無理すれば買えないこともないっていうのが、購買意欲を沸き立たせる。聴けば付随してゲームもプレイしたくなる。いくら時間とお金があっても足りないよ。
 時間も金もないくせ、欲しいものたくさんあって、積みゲーも消化できてなくてだめだこりゃ。