F-ZERO GX/AX オリジナル・サウンド・トラックス

F-ZERO GX/AX オリジナル・サウンド・トラックス

F-ZERO GX/AX オリジナル・サウンド・トラックス

 作曲者:嘉生大樹(DISC1)42曲、庄司英徳(DISC2)41曲
 ライナー:作曲者コメント、クレジット、歌詞
 ループ:1
 管理人のゲームプレイ:未(初代、Xは有り)

 購入したのでレビュー。というより、ゲームはプレイしたことないからファーストインプレッションに近いかもしれない。
 DISC1、しょっぱなから英語の歌。一見、洋楽のアルバムをかけているのではないかと勘違いしてしまう。歌やボイスが添えられた曲が多い。
 DISC2、レースBGMの合間に、おそらくメニューやゲームオーバーのMEが挿入されており、最初からCDを流しているとテンポが崩れる印象。曲は1ループで、少々短く感じる。F-ZEROXのときのメタルから、近作はテクノ寄りな楽曲になっている。近未来的なゲーム画面によくマッチしているとのことだが、これは好みの分かれるところか。
 初代のMute CityとBig Blue、Red Canyon、RESULTの曲がアレンジされているのがはファンとしてはうれしい限りだろう。が、それ以外の今作オリジナル曲のインパクトは、これらを超えていないように思う。2作目のF-ZEROXのオリジナル曲は、初代に勝るぐらいの強いメロディーを持っていた。今作はテクノ寄りになった為か、前2作に比べ、メロが薄まった感じだ。メロが強ければいいというものでもないが、余計初代の曲、特に例の2強のインパクトが際立つ。
 2枚組みで、DISCごとに作曲者が完全に分かれている。どうやら、嘉生氏はキャラのテーマ曲を専門に担当したらしく、DISC1はキャラテーマのみが収録されているようだ。この分け方は正解だろう。
 DISC2の最後、佐宗綾子氏によるBIG BLUEのアレンジ。フェードアウトで終わっているのが惜しいところ。ギターのソロプレイが続く中、フェードして行く。CDの最後の曲なのだから、すっきりと締めて欲しかった。
 このアルバムに限らず、曲をフェードで終わらすのに手抜き感を感じるのは私だけだろうか。終わり方が考え付かなかったから、フェードアウトで終わらせるみたいな。それともレコード会社側の判断で途中でフェードさせているのだろうか。

2005-11-12追記

 このサントラレビューを書いた後、中古屋でソフトが安かったので購入し、プレイしてみた。
 いや、凄いの何の。グラフィックが。人が思い描くような近未来を、まさに表現してますって感じ。そして、圧倒されるメカメカしいグラフィックと、BGMが実にマッチしていること!最終ラップで、曲の展開が変わるのも燃える燃える!
 プレイしているうちに、GXのBGMはこれ以外あり得ない、とも思えるようになってきた。64版のも良かったが、GXで流すとあまりマッチしない気がしてくる。
 キャラテーマソングの使われなさに愕然。まさかプロフとリプレイにしか流れないとは。贅沢というか、何と言うか。

 出来る限りサントラレビューは、ゲーム本編をやってからにしようと思い直した。