テイルズ オブ レジェンディア オリジナル サウンドトラック
テイルズ オブ レジェンディア オリジナル サウンドトラック
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,Do As Infinity,Donna Burke & Gab Desmond,カノン,すずかけ児童合唱団,須藤まゆみ,Donna Burke,金沢知栄子,鈴村健一,Naoto Strings,新日本フィルハーモニー交響楽団
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2005/08/24
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 22回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
作曲者:椎名豪、D・A・I
ライナー:クレジット、歌詞。作曲者コメントなし。
管理人のゲームプレイ:未
随分とブログを放置していたが、取り上げたいなと思えるような良いCDを買ったので、紹介したい。
実は、管理人は、テイルズシリーズというのをまともにプレイしたことがない。SFC一作目のファンタジアをちょこっと触った程度である。だから、シリーズと比べてどうか、と言ったようなことは分からないのでご了承願いたい。
では、何故このCDを買う気になったのか。それは、管理人がレジェンディアの作曲者・椎名豪さんのファンだからである。
椎名豪さんは、ナムコのサウンドクリエイター。ミスタードリラーシリーズが代表作で、エースコンバット3、風のクロノア2、太鼓の達人、THE iDOLM@STERなどでも数曲提供している。
ミスタードリラーを家庭用据え置き機でプレイしたことのある方ならお分かりだろうが、椎名氏の曲は、とにかくバラエティー豊かで、濃い。生音をふんだんに取り入れたドリラーG、ドリルランドは、これが本当にパズルゲームの音楽なのか!と驚愕するクオリティの高さを見せつけている。今のゲーム音楽には珍しくメロが強く、強烈なインパクトで心に残りやすい。
こんな豪華な曲を書ける椎名氏、個人的にRPGを担当したらぴったり合うのではないかと妄想していたが、今回晴れて実現する事になり、嬉しさに小躍りしそうだ。テイルズシリーズをプレイしたことの無い管理人だが、今回は音楽を堪能したいがために購入を考えてる。CDを聴いていて、これらがどんなシーンで使われているのだろうと想像するとワクワクが止まらない。
サントラは、ドリラーで見られた濃い椎名節炸裂。恐らくほとんどの曲が生演奏で、泣きメロの入ったトランペット・ヴァイオリンソロ、フルオケ、二胡を使った曲、何語かわからないコーラス、洋楽と見紛うばかりのボーカル曲…期待以上の楽曲がCDに治められていた。ゲームプレイはおろか、十分聴き込んでいない段階で評価を下すには早い。しかし、買ってよかった…と思えるCDになりそうなことは間違えない。
数回聴いただけだが、気になった曲をピックアップ。
- 1-14 敵襲
暴れまくるピアノの洪水に、ドラムとストリングスが掛け合う。戦闘曲だろうか。文句なしにカッコ良い。曲中盤の一瞬訪れる静寂のあと、水か零れるかのように響きだすピアノの部分が鳥肌モノ。
- 1-20 my tales
ミスタードリラードリルランドに、「DAYS」というもの凄い曲があった。男女の外国人によるデュエット。例えるなら、ディズニーアニメの曲だよと聴かせても疑われないというか。その「DAYS」がテイルズで再び。今回ももの凄い事になっています。もう洋楽の勢い。Voの説得力がすごい。後半の感動的な展開、コーラスに思わず涙が…。すごいしか表現できない自分が悔しい。これはほんとに聴いてもらうしか。この曲、ゲームのどこで使われるんだろう…浮いていないか心配。
- 2-01 蛍火
今度は日本語による女性Vo。作詞も椎名氏が担当。歌詞に「地下鉄」とあるのが気になるところ(笑)
- 2-05 回線不良
テクノっぽい電子音のリズムとオケを伴奏に、狂ったエフェクトが掛かったコーラス。非常に面白い曲。
- 2-07 Let's go!
ドリラーの名曲「Go→」に、編成やドラム、ノリがそっくり。タイトルも似てる。元気になれます。
- 2-19 お話しましょう
歌が児童合唱団。歌詞といいメロといい響きといい美しすぎる。こんな曲がゲームから流れてきたら一発で耳に残っちゃうなあ。実際、CDで一回聴いただけだけど一番印象に残っている。
- 2-21 hotarubi
英語の女性Vo。2枚目1曲目の英語版だろうか。展開は他のヴォーカル曲同様感動的。
十分に語れるほどではないので、今回はこの辺で。
さて、サントラとして純粋に気になる点をいくつか。
- ジャケットが…
ゲーム本編の3Dキャラが集合してポーズを決めているようですが、はっきり言って子どもっぽい。ゴージャスな楽曲のイメージとあまり合わない。イメージイラストなりもっと適するものが無かったのだろうか。
- ライナーが…
中に入っているのは、2つ折でクレジットのみ。作曲者のコメントなどは一切なく、曲目もケースの裏に記載されてるのみ。歌詞は、A4ほどの折りたたまれたポスター?のような別紙の裏にまとめて。サントラを購入する際は、こうした付属も魅力の一つだったりするのだが、満足できるものではなかった。
- ドラマCDが…
楽曲2枚+ドラマ1枚という組み合わせ。完全にドラマCDが独立しており、これを抱き合わせととらえるかサービス精神旺盛ととらえるか、分かれるところ。
- 曲の終わり方が…?
2-16「導きの星」の終わり方が変。意図したものとしても…??編集ミスじゃないことを祈るばかり。