デカレンジャーのおかげで就職が決まりました。

 2年前の放送タイミングに合わせようと、9月の第2日曜日までにデカレンジャーを30話見る予定でしたが、まったくノルマをこなせていません。結論から言うと、まだ12話までです。
 というにも理由がありまして、私事なのですが、つい最近仕事が変わったのです。ドタバタしていて、ちょっとデカレンジャーに浸る余裕がありませんでした。

 振り返ると、就職が決まったのも偏にデカレンジャーのおかげと言っても過言ではありません。

 はぁ?気が狂ってるのかこの管理人、とおっしゃる前に。聞いてくださいよ。確かにデカレンジャーがすべて就職活動の成功に結びついたとは思ってません。デカレンジャーが面接講座やら職務経歴書の書き方を指導してくれた訳ではないですし。
 ただ、これだけ言えるのは、「燃える心」「高いモチベーション」という、もしかしたら最も重要な部分に、デカレンジャーのパワーが大きく担っていたのは私の中では動かしがたい事実ではあります。

 色々あって(ここは省略)前の会社を辞め、短い期間でしたがニートをしていました。これからどうしようかと不安な日々の中、突如巻き起こったデカレンジャー大ブーム。これはおもしれぇ!
 しかし気づいたのです。仕事を辞めてからは徐々にお金が減っていく日々。
 こんな無職のままじゃデカレンジャーグッズを満足に買えないではないかっ!!

 何という不純な就職活動の行動動機!まぁ100%これではないですよ。半分冗談。しかしながら、半分本気です。

 とりあえずお金の話は置いておいて、デカレンジャー、たった10話くらい見た状態だったけれど、本当に心から熱くなって、元気がみなぎった。OPテーマやEDテーマが一日中頭から離れず、無駄にテンション上がりっぱなしだった。「向かうところ敵なし〜♪」なんてね。まったく、年甲斐もなく幼稚園年長のなりきり男の子状態。

 単純なテーマ曲や戦闘シーンから来る熱さだけではない。前回触れたジャスミンの「自分を嫌いになってはいけない」という回から見られるような、製作者の熱いメッセージもモチベーションが高まった要素としては大きい。
 特に就職活動とデカレンジャーを語る上で欠かせないのが、第4話の「サイバー・ダイブ」。ここに仕事として取り組む姿勢として教訓となる名シーンがある。
 エリート街道まっしぐらだったデカブルーホージーは、仕事でミスをしてしまい、それをずっと引きずってしまう。なかなか普段の調子を取り戻さないホージーに対し、デカレッド・バンは激怒。ホージーに対してドロップキックを喰らわせる。やる気のないお前より、馬鹿でもやる気のある俺の方が役に立つ。だから(その仕事を)俺がやるんだ!とバンは言う。怒りからかプライドからか、バンの激励のおかげでホージーは覇気を取り戻し、仕事に再び取り掛かる。

 最初は誰だって何もわからない。言わば馬鹿だ。でも、大事なのは、取り組む姿勢。やる気。この精神は、仕事をする上では非常に大事だ。
 どうせ未経験だから、と怖気けずに、バンのようにやる気や熱意を見せれば、認められる時がやってくるはずだ。面接に落ち続けると、自然と失っていく勢いと自信。それを打破していかなければ成功はない。バンの姿勢、見習わなければ。


 デカレンジャーと出会ってから、テーマ曲、演技、メッセージ、前向きなメンバーたちに影響された。そして、(デカレンジャーグッズ欲しさもプラスされて)、勢いを衰えさせることなく就職活動に精を出し、無事、正社員として認められることができた。


 ありがとう、デカレンジャー

 次「ありがとう」って言うのは、最終回を見終わった後にしとこう。